北海道標茶町にある旅人宿|なかまの家

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史跡巡り~旧奥行臼駅逓所(別海)

 

駅逓所(えきていしょ)。

鉄道の駅ができるよりずっと前に、交通の拠点だったところです。

主に人馬の継ぎ立て(乗り替え)や宿泊施設として利用され、

人馬のみならず物流の中継地でもありました。

北海道の開拓と共に発展してきた制度で、

土地の歴史を語るに欠かせない存在です。

 

ここで紹介する、別海町の

「旧奥行臼駅逓所(きゅうおくゆきうすえきていしょ)」もそのひとつ。

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現在は、町の管理のもと一般に公開されていて建物の中を見ることができます。

 

昭和5年に駅逓所としての役割を終えた後も、

旅館や自宅として昭和56年まで利用されていたため、

建物の一部も当時のまま、良好な状態で現存しているのだそうです。

  

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明治43年に開設された駅逓所。後の大正9年に奥の2階建て部分を増築。 

一部、抜け落ちそうな床もありましたが、ほとんどの部屋を見学することができます。

 

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中は、外から見える以上に広くて、1階と2階にあわせて8部屋も客室がありました。

当時の生活道具なども展示されています。

駅逓所の取扱人だった山崎藤次郎氏やその子孫の方たちによって、

どれも大切に保存されてきたことが伝わってきます。

 

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昭和22年8月での宿泊料金表。

駅逓所の後は、旅館として営業していたそうです。 

 

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隣接する倉庫や馬小屋も文化財として指定されています。

 

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駐車場から数歩のところにはミズナラの大木もありました。

「オクユキウスの大楢」。推定樹齢500年だそうです。

  

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それから、敷地の端っこにはTVロケに使用されたという小屋も。

ドラマ名は「NHK80周年記念ドラマ ハルとナツ 届かなかった手紙」(2005年)。

この小屋だけは、撮影のために建てられたものだとか。

 

 

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地域と密接に関わり、交通や物流の面において

あらゆる物が行き来していた旧奥行臼駅逓所。

往年の北海道、特に道東を知るには、まず訪れておきたい場所です。

 

 

旧奥行臼駅逓所(きゅうおくゆきうす えきていしょ)

別海町別海奥行15‐12

開館期間/5月1日~10月31日

定休日/第1・第3月曜

入館料/無料

 

※ちなみに、標茶から奥行までは車でおよそ1時間半です。

 10:53 PM|コメント (3)

コメント 3件

  1. 懐かしいですね~標津線が走っていた頃に行きました!管理人の方がとても親切に歴史や資料を説明してくれました。もう30年近く前です・・・明日職場の若いもん?がお世話になる予定です。よろしくお願いします!
    • nakama on said:
      >小川さん
      つい先ほど、茅沼駅で見送りました!
      昨夜も楽しく過ごしましたよ~^^
      母も一緒に駅長の噂話したので、くしゃみが止まらなかったのでは?笑

      そうそう、「とほ」と「なまら蝦夷」を持ち帰られました。
      開眼しちゃうかもしれません!?
      • 小川 on said:
        昨夜はくしゃみが・・・やはりそうでしたか~
        帰京したら話の内容を追及してみます。でもしばらく帰らないみたいです、旅の終着駅は鹿児島の肥薩線嘉例川!昔はそうゆう旅してたんだけどな~羨ましい限りです。ファンが増殖することを期待しますね!

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