北海道標茶町にある旅人宿|なかまの家

なかまの家のロゴ

メールでのお問い合わせ

「2013 6月」一覧

登山レポ~百花繚乱の西別岳

今日は、2週間ぶりに西別岳のお花の様子を見に行ってきました。

なかま母ですiconseticonset

 

 DSC02464

そ、そしたら、登山道の両脇はこんな感じでお花が咲き乱れておりました!!

ここはリスケ山への分岐、「ミヤマオダマキ」ロードと呼んじゃってます。

 

DSC02451DSC02452

チシマフウロ(左)は今が盛り、アヤメ(右)も顔をのぞかせていましたし、

DSC02457DSC02472

チシマゼキショウ(左)が風に揺れて可愛いこと!

カラマツソウ(右)も純白の綿毛のような花を咲かせたばかり。

DSC02478DSC02479

足もとに見落としそうなツマトリソウ(左)があるかと思いきや、

それとは対照的によく目立つハクサンチドリ(右)も凛と咲き誇り・・ 

DSC02483DSC02485

お馴染みのヒメイズイ(左)や、コケモモ(右)も見れば見るほどいとおしい・・・ 

DSC02491

そしてこちらは、クロバナハンショウヅル。じみ~に、咲いているのです。   

 DSC02477

お天気はいまいちだったのですが、 足もとの花を観察するにはぴったり。

実は気温が上がると、この時期蚊やブヨが発生して、観察どころじゃなくなるのです。

が、悪運の強いワタクシメは、本日無傷でありました^_^;

DSC02494

もう一度、本日のハイライトのミヤマオダマキです。

ひと月前は雪のあったところなのに、その下でこんな「命」が眠っていたんですね。

次は、2週間も空けないで来ようっと iconset

 

DSC02499

こちらはオマケですが、帰りに川湯の硫黄山付近を車で走っていると、

イソツツジの大群落に出合いました。

 

 

 

 11:14 PM|コメント (13)

春の花々と、牧草地からの来客

 

木洩れ日がとっても気持ち良い日が続いています(^▽^)

朝夕は肌寒い日もあるけれど、昼間は過ごしやすい暖かさです。

 

現在の、周囲の様子を写真でどうぞ~

 

 E

敷地内で、一番大きなハルニレの樹。

宿と母屋を行き来する通路の横で枝を広げています。

 

冬の間、モモンガが毎日やってきて、たくさんの芽を齧っていたから

(3月の様子→http://www.nakamano-ie.com/nakamablog/616.html

今年はハルニレの葉が少なかったらどうしよう?などと思っていたけれど、

その心配はありませんでした(^^;)

 

野の花たちも、次から次へと咲いています。

EE

  

E EE

 

グズベリー(左)と ヤマグワ(右)も実をつけ始めました。収穫が楽しみ~♪

E E

 

宿の裏にあるコウリンタンポポも咲きだしました。

2か所に群生しているのですが、場所によってなぜか色が違います。

 EE

左のオレンジはよく見かける気がするけれど、黄色は…??

 

 

そういえば今日、お客さんが出発した後に

リビングを掃除していたら、

熱い視線を感じたので振り返ってみると…

 E

覗かれてました!(笑)

 

こちらも負けじと熱い視線を送ってみたら、

ぴょーんと飛び跳ねて、慌てて山へ帰っていきました(笑)

E

 

 8:45 PM|コメント (2)

史跡巡り~旧奥行臼駅逓所(別海)

 

駅逓所(えきていしょ)。

鉄道の駅ができるよりずっと前に、交通の拠点だったところです。

主に人馬の継ぎ立て(乗り替え)や宿泊施設として利用され、

人馬のみならず物流の中継地でもありました。

北海道の開拓と共に発展してきた制度で、

土地の歴史を語るに欠かせない存在です。

 

ここで紹介する、別海町の

「旧奥行臼駅逓所(きゅうおくゆきうすえきていしょ)」もそのひとつ。

E

 

現在は、町の管理のもと一般に公開されていて建物の中を見ることができます。

 

昭和5年に駅逓所としての役割を終えた後も、

旅館や自宅として昭和56年まで利用されていたため、

建物の一部も当時のまま、良好な状態で現存しているのだそうです。

  

E

明治43年に開設された駅逓所。後の大正9年に奥の2階建て部分を増築。 

一部、抜け落ちそうな床もありましたが、ほとんどの部屋を見学することができます。

 

E E

中は、外から見える以上に広くて、1階と2階にあわせて8部屋も客室がありました。

当時の生活道具なども展示されています。

駅逓所の取扱人だった山崎藤次郎氏やその子孫の方たちによって、

どれも大切に保存されてきたことが伝わってきます。

 

E 

昭和22年8月での宿泊料金表。

駅逓所の後は、旅館として営業していたそうです。 

 

E

隣接する倉庫や馬小屋も文化財として指定されています。

 

 E

駐車場から数歩のところにはミズナラの大木もありました。

「オクユキウスの大楢」。推定樹齢500年だそうです。

  

 E

それから、敷地の端っこにはTVロケに使用されたという小屋も。

ドラマ名は「NHK80周年記念ドラマ ハルとナツ 届かなかった手紙」(2005年)。

この小屋だけは、撮影のために建てられたものだとか。

 

 

E

地域と密接に関わり、交通や物流の面において

あらゆる物が行き来していた旧奥行臼駅逓所。

往年の北海道、特に道東を知るには、まず訪れておきたい場所です。

 

 

旧奥行臼駅逓所(きゅうおくゆきうす えきていしょ)

別海町別海奥行15‐12

開館期間/5月1日~10月31日

定休日/第1・第3月曜

入館料/無料

 

※ちなみに、標茶から奥行までは車でおよそ1時間半です。

 10:53 PM|コメント (3)

登山レポ~霧の中の雌阿寒岳

霧で見通しが悪いにもかかわらず、何かいいことありそうで(?)

今シーズン初の雌阿寒岳に行ってきました。

なかま母ですpunch.gifdash.gif

 

 DSC02427

スタートは、見事なアカエゾマツの樹林帯。

3つあるうち、一番よく利用されるのがこの野中温泉からのコースです。 

  

DSC02430DSC02433

最初はうっそうとした原生林の中を進むのですが、三合目あたりから突然ハイマツ帯に。

イソツツジも咲き始めていました。 

 

DSC02435DSC02442

さらに進むと岩がゴロゴロ。雌阿寒岳は変化に富んだ登山道という点で、ピカイチですな。

それにしても、今日はハイマツの新緑が露に濡れて、美しいこと!(右)

 

DSC02436

霧の中での登頂となりましたが、おにぎりを頬張れば、気分は爽快。

今日の同行者は、いつも登る気あふれるSさん。

 

DSC02439 DSC02440

本日のお花たちは、メアカンフスマ(左)とメアカンキンバイ(右)。

どちらも少々早いのですが、気の早いのが花の世界にもいるらしく(!)

お目にかかれました(^_-)

 

DSC02446

下山中、突然霧が晴れて オンネトーのブルーグリーンの湖面が見えて、

さらに満足ヽ(^。^)ノ

  

DSC02448

これ、ハイマツの雄花なんですが、こんな見事に咲いている時期に

出合ったのは初めてです。何だか南国の雰囲気をかもし出しているような・・

 

・・というわけで、往復5時間弱の、今日も楽しい山行でしたshoe.gif

 

 

 8:59 PM|コメント (4)

ハウス野菜が続々と♪

 

昨晩の献立です。

山菜がだいたい終わり、それに代わるようにして

ミズナやベビーリーフ、ラディッシュなどの

ハウス野菜が登場しています。 

 E

 E

これは、フキの味噌漬けと、ラディッシュの酢漬け。

盛り合わせたら、かわいらしい色合いになりました。

 

 

こちらは、今日のハウスの様子です。

EE

ホウレンソウとベビーリーフたち(左)、ミズナ(右)

 

 

EE

サンチュ(左)にビーツ(右)

 

E 

キュウリやピーマン、トマト、ナスはただいま生育中!

夏のメニューもご期待くださいね~♪

 

 10:24 AM|コメント (0)

登山レポ~エゾノハクサンイチゲ咲く藻琴山

 晴天続きの今日この頃、昨日は目当ての花を求めて、藻琴へ出かけました。

 なかま母ですiconseticonset 

 

 DSC02358

途中から見下ろせる屈斜路湖と、その向こうにはだいぶ白い帽子を

脱いだ阿寒の山々が見えました。

 

 

 DSC02362 DSC02103

さて、お目当ての花が咲く、屏風岩へとはやる心を抑えつつ向かうと・・

あ、ありました!!岩の際にびっしりと白い花が、風に吹かれています(左)。

ちなみに3か月前は、すっぽり雪の下になっていたところです(右)。

 

 

DSC02360

これが、エゾノハクサンイチゲ。大雪などではよく見かける高山植物ですが、

道東では珍しく、たぶんここだけではないかと思います。

3年前見たときは岩の際だけで、近くで見ることはできなかったのですが、

登山道の近くにまで広がり、こんなアップでも撮ることができました。

 

 

DSC02366

頂上から見る、知床連山。こちらも白から緑へと変色中!?

 

 

 DSC02377 DSC02364

他のお花たちもちらっと紹介すると・・

ほのかにピンクがかったコミヤマカタバミ(左)、満開のチシマザクラ(右)。

今回初めてというKさんと一緒に登りましたが、感激しきり。

私たち、ちょっとはしゃぎすぎて、うるさかったかも(~_~;)(~_~;)iconset

 

 9:20 AM|コメント (4)

タンチョウvs犬のケン

 

気温もグッと上がってきたここ数日、

植物たちがものすごいエネルギーで成長しています。

 

  EE

宿の周りに生えているコゴミが、1週間でこの変化! すごい勢いだな~

 

ついでに、コゴミの隣には

まだオオバナノエンレイソウが咲いています。

E

 

 

 

ところで話は変わって、今日は珍客がありました。

 

E

宿の玄関から、牧草地を見たところ。

犬のケン(中央左の茶色い点)と、その向かいに白い点が確認できるでしょうか。

 

E

タンチョウです。ケンにとっては、初めての出合い。

興奮して吠えたてていましたが、

タンチョウはお構いなしでどんどん近づいてきて…

 

E

後ずさりして距離をとっていたのはケンの方(笑)

 

 

タンチョウは、年に何度かこうして隣の牧草地にやってきます。

このあたりを縄張りにしているペアがいるんでしょうか。

 

いつかは、宿と母屋の間にある小川に降り立ったこともあったっけ。

(そこまで近くに来るのはさすがに珍しい)

それがちょうど元日だったものだから、「縁起がいい!」と喜んだのを思い出します。 

 10:44 PM|コメント (0)

登山レポ~西別岳から摩周岳へ

縦走日和(?)の昨日、西別岳から摩周岳を往復してきました。

なかま母ですiconseticonset

  

 DSC02306

快晴の中、お花(後述)をいろいろ楽しみながらまずは西別岳頂上へ。

 

DSC02308

さあ、摩周岳へ向かって、縦走路の歩き始めはこんな感じです。

道はかなり整備されていて、迷うことはありません。

 

DSC02312

少し下った後は、こんな平坦な道をひたすら進みます。

ダケカンバの林の中をそよ風に吹かれて歩いていると、

自然と鼻歌が・・実はここヒグマの通り道でもあるようですから、

平日の一人歩きの際は、鈴と鼻歌をお忘れなく。

(昨日の私がそれ。念のため撃退スプレーも持っています)

 

 

DSC02317

摩周岳との分岐点に到着。西別の頂上からここまで40分。

 

DSC02322

摩周岳の頂上までは、ちょっときつい登りになりますが、

途中左手にこんな噴火跡がのぞめて、お隣の西別岳との違いを実感。

 

DSC02328

分岐から30分歩くと・・

頂上直下まで隠れていた摩周湖が、いきなり現われたら摩周岳到着。

摩周ブルーの湖面に映った雲と山並みが美しい!!

霧で見えない日も多いのに、こんな日もあるんですよ。

 

DSC02335

桜の向こうに西別岳を見ながら、縦走路を戻ります。

あ~今年も歩けたな、という満たされた思いを胸にして。

 

 

DSC02302DSC02301DSC02336 

さて、今回出合えたお花たちは、今が盛りのミネズオウ(左)と

咲いたばかりのミヤマキンバイ(中・前回キジムシロと書きましたが

葉をよく観察するとキンバイのようです)、エゾムラサキツツジ(右)。

しかしこれらは皆、西別側にしか見当たりません。

  

DSC02332

たった一つ、摩周岳の頂上の岩陰に見慣れぬお花があったので調べてみると、

ミヤマハタザオと図鑑には出ていました。何度も行っているのに、こんな

新しい出合いもあるので、やっぱりやめられませんわ、山登り(*^。^*)iconset

 

 

 

 

 1:22 PM|コメント (2)

これがルバーブです。

 

今年1回目のルバーブが収穫できました!

一番大きなザルに山盛りです。

 E

 

 

今回は、全てジャムにしました。

 E

ルバーブ本来の酸味が絶妙!

甘すぎず、食べやすい味に仕上げています。

 

 

 

 E

今日だけでこんなにできました~!

これからの時期、宿の朝食に登場します。

 

 

ちなみに、ルバーブの畑はこんな感じ。

収穫後の様子ですが。

E E

寒冷地に適した作物のようで、我が家との相性はバッチリです。

最初は、十数年前に手に入れた一株から始まり、今ではこ~んなに!

赤くなった茎を食用にします。葉は食べません。

 

 

EE

ハウスの葉物も順調だし、畑担当のなかま母、頑張ってま~す!

ちなみに、敵は、柵の隙間から入り込むニワトリたち。

侵入者がいると、怒声が飛んでいます…笑

 

 9:48 PM|, コメント (5)
Copyright © Nakamano-ie. All Rights Reserved.