北海道標茶町にある旅人宿|なかまの家

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闇の中からフクロウが近づいてくる…

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冬の夜。

早めに済ませた夕食後は、

母屋で薪ストーブを囲んで、各々読書や手仕事に勤しみます。

 

聞こえてくるのは、パチパチと薪が燃える音。

国道を走る車のエンジン音。

野生動物などに向かって吠える犬の声。

 

それから、時々だけど、

山の方から「ホー…、ホー…」という声が聞こえてくることがあります。

闇の中に響くやわらかい声。フクロウです。

音量からしても、そう遠くないところにいるようです。

 

父 「こないだ、方角だけでも確かめようと思って勝手口を出てそーっと近付いてみたんだけど、

  やっぱりダメだな。途中で鳴き止んじゃった」

娘 「そりゃそうだべさ。こっちの行動は丸見えでしょ」

 

それでも、「一度くらい見てみたい」と、夜な夜なフクロウに思いを寄せる父。

 

 

 

ある日のこと。

母と娘は宿で用事を足していたので、父は1人で母屋にいました。

 

夜9時頃、母屋の裏から、またフクロウの声が聞こえてきます。

 

「ホー…、ホー…、ホー… ホー…、ホー…、ホー…」

いつもより、力強い声です。

 

「これは、すぐ近くにいるに違いないっ! 今夜こそ、見えるかもしれないっ!」

一気に胸が高ぶった父は、はやる気持ちを抑えつつ、勝手口から外へ。

 

声のする方へ忍び足で向かったら…

 

 

そこには…!!

 

 

 

 

 

 

 

 

母 「イヤ、アハハハハ…ウハハハ…」

 

闇夜から出てきたのは、嬉しそうに笑う母だった…

「いや~上手く鳴きまねできたわ~アハハハハ~」

 

 

あぁ、気の毒なお父さん。

以上、昨夜の我が家でした。娘、記。

 

 

 4:51 PM|コメント (3)

コメント 3件

  1. 寺子A on said:
    父上お気の毒に…。でも笑っちゃいました。

    エゾモモンガ君の齧り立ての枝、財布に入ってました。
    入れた覚えがない…無意識?
    • nakama on said:
      >寺子Aさん
      無事に帰られたようですね^^
      モモンガの食痕、ヘビの皮より効果あるかもしれませんよ…?(笑)
      ちなみに、今日はモモンガ出てきませんでした~。

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