家を作る。17
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棟梁がいる間に、何本か柱を追加したのですが、
1本は丸太を入れました。
拾ってきたクルミの木です。直径20㎝くらい。
皮を剝いで、棟梁に刻んでもらいました。
生木だったので、割りも入れます。
割れることを想定して、予め切り込みを入れておくんだそうです。
伐り捨てられていた木が、柱になった!
ここは居間と寝室の間になる予定。
この柱がいったいどんな雰囲気になるのか楽しみです。
棟梁がいる間に、何本か柱を追加したのですが、
1本は丸太を入れました。
拾ってきたクルミの木です。直径20㎝くらい。
皮を剝いで、棟梁に刻んでもらいました。
生木だったので、割りも入れます。
割れることを想定して、予め切り込みを入れておくんだそうです。
伐り捨てられていた木が、柱になった!
ここは居間と寝室の間になる予定。
この柱がいったいどんな雰囲気になるのか楽しみです。
そういえば、この家の築年数を知ることができました。
天井を剥がして出てきた棟札。
はずしてみると、裏にちゃんと日付が記してありました。
じゃじゃん!
『昭和二十九年四月二十六日』
昭和29年てことは・・・築68年。
思ったより、古くなかったです。
築80年くらいかな~と想像していたので。
というのも、37年前になかま父が改築した時には、
天井は一部落ちて、床も抜けて草が生え、ひどいあり様だったと聞いていました。
「あれで、築30年だったってことか?もっと古そうに見えたよな~」と父。
もちろん、棟札はちゃんと戻しておくつもりです。
ブログの更新が追いついていません。
あれから、棟梁は基礎と土台を仕上げ、筋交いを入れ、
ロフト部分の下地材などを作り、先週帰っていきました。
春から解体しながらも「この廃屋を自分たちで改築なんて本当にできるのか⁉」と
不安が大きかったけど、棟梁が作業を進めてくれたことで、俄然楽しみになってきました。
土台が入ると、急に家らしくなったような気がして
「これはいけるんじゃない⁉ 棟梁の仕事を無駄にしないためにも、やり切るしかない!」というのが
今の心境です。
とは言え、この先、決めなければならないこと、調べなくてはならないことが盛りだくさん。
やることがありすぎて、時々頭がフリーズしてしまうけど、とにかく1つひとつやってくしかない。
記録として、ここ1か月の作業工程をもう少し詳しく記しておきます。
ジャッキアップして、水平を測り、ポストで突っ張る。
(パイプサポートのことを「ポスト」って呼んでた。なんでだろ?)
標茶の元大工Aさんが貸してくれました。ありがたい。
柱の真下を掘る。深さは約1メートル。
コンクリを流し込むので、なるべく縦に細長く。
これがけっこう大変。(私やってないけど。夫が頑張りました)
穴の中に砂利を入れて、コンクリを流し込んで一晩放置。
柱の腐っている下部分は切って継ぐ。
土台の材を入れる(これは新しく購入)。防腐剤を塗っておく。
束を入れる。
柱の下に一箇所ずつ、コンクリートを流し込むための枠を作る。
枠には、剥がした床の合板を利用。
この時にアンカーも設置。
コンクリートを流し込む。
かたまったら、ポストをはずし、枠も撤去。
こんな感じの基礎になりました。
上の写真は、右に下屋が続く予定なので、今はアンカー出たまま。
ちなみに、コンクリートミキサーは購入しました。
この先、土間も作るし、これは買うべき道具と判断。
実際、かなり役立ちました。ぜんぶ手で練っていたらとっても大変。
久々の更新になりました。
8月は子供の夏休みもあって作業は中断してましたが、
9月から再開しています。
ここにきて、最強の助っ人の登場です。
義父が遠く四国から、軽トラに大工道具を積んで来てくれました。
そう、義父は大工なのです!こんなに心強い存在はありません。
実は去年、一度この廃屋を見てもらっていて、基礎工事はお願いする手筈になっていました。
というわけで、9月に入ってからの2週間で、作業が一気に進んでいます。
まずは、残っていた床の材やら、壁板の下部分を一気に剝がしてました。
「えっこんなに外しちゃっていいんだ⁉」ってくらい。
その辺の匙加減が、やはり素人では全くわからない。。
梁をジャッキで水平になるまで上げて、
柱の真下を掘り、コンクリートを入れ、金具で支えて持ち上げます。
「とにかく、水平にしなきゃいかん。
水平にしないことには帰ってからも夢に出てくる気がする」と、棟梁(義父)。
コンクリをその都度練る。力仕事です。
砂利と砂は、町内の業者さんから購入。
柱をすべて支えたら、水平を保ったまま土台を入れていきます。
「ようやく大工の仕事じゃわ」と棟梁。
とはいえ、棟梁は四国生まれの四国育ち。
「寒いところで仕事したことないけん。
地面が凍って持ち上がるっちゅうんがようわからん」。
そもそもこんな古い家を直すということ自体、何かと手探り状態です。
腐ってた柱は、継いでいきます。
外から見ると、こんな感じ。
一番下がっていた箇所で、約17㎝持ち上がりました。
資材を搬入しやすいように、勝手口付近は取り払われました。
5歳の息子は興味津々で、作業現場を離れません。
ずっと昔にじーちゃんが直して、お母さんが育って、
それをお父さんとお母さんがもう一人のじーちゃんに手伝ってもらいながら
もう一回直した家なんだよって、子どもたちに話し聞かせながら住めたらいいなぁ~
棟梁は今月いっぱい仕事してくれる予定です。
あと半月で、どこまで進むでしょうか⁉
すべての床の断熱材やらを剥がし、ついに土台が明らかになりました。
が、ほとんど土に埋まってます。
いや、はたして土なのか、腐った木なのか、朽ちた断熱材も混ざってる。
とにかく、その土(のようなもの)をシャベルで堀り、
土台を探してみると・・・
ない。
そう、土台が腐っていて、ない。
柱が載っていたはずのコンクリや石が出てくるけど、もはや柱と接していません。
3メートルほど掘ってみたけど、壁が浮いている状態になって、壁の向こう側(外)が見えてしまった。
ここも。柱の真下に何もない。
移植ゴテに持ち替えて恐る恐る掘っていたけど、
このまま地面との接地面を無くしていったらまずいと思い、止めました。
さて、どうしようか。
この週末は、宿のお客さんだったライダーNさん@茨城が、
ふらりと立ち寄ってくれました。
「ブログ見たよー。様子見に来た」とのことで、
予想以上にブログの読者が多いことに、またしてもドキドキ。
あの、皆さん、ブログに書いてて何ですけど、期待に応えられるかどうか、
ほんと、わかりませんから(急に弱気)
「来年また、どうなってるか見に来るから~」とのNさんの帰り際の言葉に、
はたして1年後はどうなっているのか想像してみたけど、自分でも全くわかりません。
床の部材を外し、グラスウールを取り除き、
防湿シートと板を剥がして・・・
ようやく、地面が見えてきました。
まだ奥の方が一部残ってるけど。
土台と地面の間にすでに隙間がない。。
そりゃ腐るよね。
ここは腐って折れている。
そうかー。だから床があんなに傾いていたんだ。
この部屋で寝ていた父が寝ている間に転がって、
いつも壁際で布団にくるまっていたのは、このせいかー(笑)
そして、この週末は助っ人が現れました。
隣町に住むKさん。自分で家を建てた経験を持つ大先輩です。
「どう?」と、工具持参でやってきて、3時間ほど黙々と釘抜きをしてくれました。
一緒に作業する人がいると、こちらのモチベーションも上がります。
全部きれいに釘を抜いてくれて、「じゃまたね」と颯爽と軽トラで帰っていく後ろ姿がかっこ良かった。
ありがとうございました~!
床を剥がし始めました。
分厚い合板を1枚いちまい剥がすのは、けっこう力のいる作業です。
釘はさび付いててなかなか抜けないし。
バールを2本使って四苦八苦。
グラスウールだらけの室内になりました。
居間の真ん中に設えてある穴は、父が掘りごたつを作ろうとしたらしい。
干からびたネズミが数匹落ちてた。いったいいつのミイラだろう?
このコンクリも剥がさなきゃなー
ブログも10回目となりました。
更新してるわりに、最近は写真の様子があまり変わらないけど、
いいんだ、記録なんだから。(と自分に言い聞かせる。)
先週は屋根裏部屋の床板を剥がしました。
今週は、さらに周辺の部材も外した。便座も外した。
あとは、釘抜きしたり釘抜きしたり釘抜き・・・
木材はできるだけ再利用したいからと真面目に釘抜いてるんだけど、これがまぁ時間かかる。
家に使わなくても動物小屋とか作るかもしれないしーと思うと、細かい部材も捨てられない。
外す時に割れたりしてさすがに使えない材木は焚き付け用に、なんて仕分けてるから、なおのこと。
コツコツと抜いた釘がずしりと重い。これ、2杯目です。
釘を抜いた木材はすべて搬出、別の場所で保管します。
床板を剥がすためには家の中にあるものを全部出さなくちゃ。
再来週あたりには、床剥がせるかなー。
床を剥がして何が出てくるかドキドキです。
いったいどうなっているでしょうか⁉(どれくらい腐っているでしょうか⁉)
「こりゃー直すの無理だわー」ってなる可能性もあり。
ま、とにかく開けてみないとわかりません。
天井の部材を外したり、防湿シートを剥がしたり。
せっせと手を動かしているけど、見た目にあまり変わらない。
家って、こんなにたくさんのパーツで出来上がってるんだなぁ~
居間。天井板を支えていた材は全て取り外した。
屋根裏部屋を下から見上げたところ。この床も外します。
見せて~と見にきた子どもたち。
角材は、左が釘抜いてないもの、右が抜き終わったもの。
ここまでで2か月経ったけど、実質作業時間はたぶん10日間くらい。
うーん。このペースで大丈夫なんだろうか…
週末は1日だけ作業できました。
午前中は私、午後は夫。作業と子守を交代で。
グラスウールが露出してるし、埃だらけの作業なので、子どもたちはいったん遠ざけています。
天井板を打ち付けてあった格子状の木材を取り外しました。
宙ぶらりんの電線。どうやって処理しよう?
写真の中央、野地板が腐ってて、外から鉄板貼り付けてある模様。
屋根がところどころ傷んでる。そうだよねー雨漏りしてたしなぁ。
電気の、、これ何ていうパーツかわからないけど(茶色い木製の円柱の部分)、
なんだかレトロで素敵なので、できたら再利用したい。丁寧に外してとっておくことにする。
この日の作業の半分は、釘抜きでした。400本くらい抜いたと思う。
(モチベーションを保つために数えながらやってみたものの、途中で数わからなくなったw)
頭の無くなった釘を抜くのもだいぶ上手くなりました。
ベニヤ板は全て廃棄するけど、角材は再利用したいので、頑張って釘抜いてます。
家で使わなくても、小屋を作る際に役立つかもと思うと、捨てられません。
材料置き場も必要だなぁ~簡易小屋を建てる?
作業をしながらふと、「これ壊してるけど、またいちから作るんだよな」と思うと、
調べること、やることがありすぎて気が遠くなることがあります。
間取りは?トイレどうする?排水は?土間は?屋根はどうする?
材料は何を選ぶ?いったいどうやってやる?
簡単にはできない。
大いにやり甲斐がありそうで、ワクワクしています。