北海道標茶町にある旅人宿|なかまの家

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「登山レポート」一覧

登山レポ~夏の終わりの西別岳

昨日の朝、起きてみると本当に久々の晴れ~~これは行かなくっちゃ、

と飛び出しました、なかま母ですiconseticonset

 

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いつもの駐車場が登山道整備の工事のため使えず、臨時駐車場に誘導されたのですが、

上空をご覧のようなヘリが飛び交い、せっせと石を運んでいました。

ヘリの行先は、西別岳ではなく、摩周岳の頂上近くでしたが。

 

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さてさて、登山道に咲くお花たちは、すっかり秋の装い。

トウゲブキ(左)が終わりかけと思ったら、チシマセンブリ(右)が咲き始めており、

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モイワシャジン(左)やウメバチソウ(中)、エゾオヤマリンドウ(右)も、 

こんなに長く雨が続いたのに、めげずにぐれずに、咲いていました!!ありがとう、って言いたい気持ち。

 

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 頂上からの変わらぬ景色を見ていると、ふいに、あ~今年の夏も終わりなのね、

と珍しくしんみりしてしまう母なのでした(-_-)/

 

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そんな気持ちを知ってか知らずか、足下に一羽の蝶が飛んできて、

頂上で休んでいる間、ずっとそばにいました。

間もなく命を終えるミドリシジミと思われますが、近くで元気に

舞うキアゲハやミヤマカラスアゲハのような華麗さはない、この蝶に

心から愛おしさを覚えた、センチメンタル山行となりましたiconset

 9:00 PM|コメント (6)

登山レポ~阿寒湖ルートからの雌阿寒岳

不安定なお天気からようやく抜け出し、青空の広がった昨日、

阿寒湖畔から雌阿寒岳に登ってきました。

こんな日を待っていた、なかま母ですiconseticonset

   

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始めは樹林帯を行きますが、視界がひらけてきたら、まもなく

剣ヶ峰(左のピーク)が見えてきます。 

 

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振り返ると、雲の上下に雄阿寒岳と阿寒湖が見えて、汗も吹き飛ぶ絶景です。

同行は、いつものKSさんとKMさん。それに若いKHさんも加わって、賑やかiconset

足下には、咲き始めたばかりのイワブクロが。 

 

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稜線に出ると、こんな荒涼とした火口淵の道をたどります。

すさまじい風に抗して、一歩一歩進んでいると、いったいここはどこ?私はだあれ?って感じです。

その非日常感が、たまりませんね(^_^.) 

 

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頂上を目前に、左手に青沼と阿寒富士が現れてきて、迫力増しますね。

 

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頂上到着! 2時間50分でした。

阿寒湖ルートはマイナーらしく、1人しか出会いませんでしたが、頂上は

野中温泉側からの人たちで大賑わいでした。

 

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何度見ても見飽きない、 頂上からの大パノラマ。

 

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お花は、ちょうどメアカンフスマが見頃でした。岩に這いつくばるようにして、ひっそりと

しかし凛と咲く美しい花ですね。

 

帰りは野中温泉に車を回してあったので、そちら側に下りましたiconset

 

 

 

 

 1:59 PM|コメント (2)

登山レポ~オホーツクを望む知床硫黄山へ

斜里の友人TAさんから誘いを受けて、昨日二人で硫黄山へ向かいました。

このところ調子に乗ってきた、なかま母ですiconseticonset

 

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登山口は、今月いっぱいはマイカーで入れる、カムイワッカの滝のすぐ先。

まず事前に振興局への届け出が必要で、その写しを提出した上での入山届となります。

クマと遭遇の可能性も高いし、さすが知床の奥まで来たなあ、という感慨ひとしおです。

 

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が、思いの外歩き始めの登山道は整備されていて、40~50分も行くと眼下にオホーツクの海と

緑の海岸線がくっきり見える高台へ。昔イオウの採掘をした、作業場の跡地だそうです。

その後ゴロゴロの岩場やハイマツ帯を抜け、沢歩きを楽しんだと思ったら・・・

 

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いきなりの大雪渓\(◎o◎)/

今年は雪が多いとは聞いていましたが、ここまでとは!!

TAさんも私も以前7月末や8月に来たときは、涸沢の記憶しかなかったのですが。 

ひたすら雪渓を歩くこと30分。いや45分くらいかな。

  

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ようやく雪渓も終わりかけ、稜線も見えてきましたが、すでに4時間以上経過していたので、

今日はここまでにしようと意見が一致し、ここが私たちの頂上となりました(^_^メ)

 

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おにぎりをほお張りながら、ふと横の岩に目をやると、

ピンクのエゾコザクラが咲いていました。小さくてわかりにくいですが(・.・;)

次は、頂上で見るからね~

 

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帰りは慎重に雪渓を下り(何度か転びながら)、ハイマツをかき分け、

オホーツクブルーに引き込まれるように、下ってきました。

水平線が、弧を描いているように見えませんか。地球に立っていることを実感iconset

 

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帰り道、斜里岳の前を通りかかると、手前の小麦とジャガイモ畑とともに、

夕日にあたって黄金色に輝いて見えました。 疲れも吹き飛ぶ、最高のな・が・め(^.^)

 

 

 2:15 PM|コメント (4)

登山レポ~カラフトルリシジミ舞う武華山へ

今日は何と朝の3時に出発して、石北峠近くにある武華(ムカ)山へ 

日帰りで行ってきました。燃え尽きた(?)なかま母ですiconseticonset

 

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同行は、いつもの山仲間、TKさんとKSさん。

標高が登り始めからすでに高いので、一時間も歩くとご覧のようなハイマツ帯に。

う~ん、普段味わえない高山の雰囲気(*^_^*)

後ろには、残雪の表大雪がずら~っと見えました。

 

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 お花も、道東ではあまり見かけない、シロバナシャクナゲ(左)やリンネソウ(右)が、次々と・・

 (追記)すみません、シロバナシャクナゲではなく、ハクサンシャクナゲの誤りでした(汗)

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大雪ではお馴染みのアオノツガザクラ(左)やエゾノツガザクラとチングルマ(右)も、

私たちには新鮮!!

 

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さてさて、こちらは天然記念物にもなっている、高山帯に生息する蝶、カラフトルリシジミ です。

なかなかお目にかかれないのに、すう~と目の前に現われてくれました。あ~美しい(゜.゜)

 

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2時間半で頂上到着。誰にも会わなくて、この眺め独占です。何と贅沢な!

 

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今回おまけの花たちなんですが、初めて見るタカネキタアザミ?トウヒレン?(左)。

花の裂片の長毛が確認できる、チシマギキョウ(右)。

どちらもまだ咲き始めで、株はわずかしかありませんでした。

 

たまに、違った山の連なりをながめるのもいいものですね。さて、お次は・・iconset

 

 

 

 

 

 

 9:42 PM|コメント (7)

登山レポ~小雨にけむる西別岳

ご無沙汰してた西別岳に、小雨の中行ってきました。

水も滴る?なかま母ですiconseticonset 

 

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ダケカンバの小道も、雨に濡れていい感じ・・

カッパを着るほどの雨ではなく、気温も高いのでミストサウナみたいでした(^_-) 

 

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そんな中、水滴を付けたお花たちが、殊の外輝いて見えました。

エゾツツジが真っピンクの花を咲かせていたり、

 

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クロバナノハンショウヅル(左)が終わりかけて綿毛になっていたり、イワブクロ(中)もお目見え。

オトギリソウ(右)も赤いつぼみから黄色の花に変身中でした。

 

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こちらは頂上付近にあった、オオカサモチ?(たぶん)

真ん中のピンクの部分はこれから白くなるようです。

圧倒的な存在感でした。

 

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がまん坂の終わりかけあたりから、登山道の両側に見かけるこの地味な花は、

ハナヒリノキといって、秋に紅葉してそれは美しくなります。

 

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ちょっと行かない間に、お花はすっかり夏盛りの花へ・・と思いきや、

チシマワレモコウも咲きだしていて、夏というより秋!?

 

いやはやシーズン短し、あといくつ登れるのやらと、気持ちは焦りますなiconset

 

 10:06 PM|コメント (2)

登山レポ~イワウメ咲く雄阿寒岳

午後から晴れるという予報を信じて、6月28日に雄阿寒岳に登ってきました。

数日経ってのアップとなりましたが、なかま母ですiconseticonset

 

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歩き始めは阿寒湖の淵をたどって、うっそうとした原生林の中へと進みます。

しばらく見晴らしはききませんが、苔むした岩や大木の間を歩くだけで満ち足りた気持ちに・・(*^_^*)

 

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すぐに出合えるお花たちは・・ゴゼンタチバナ(左)にツバメオモト(中)、ミツバオウレン(右)の面々。

今年もあえましたねえ。

 

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少し目線を上げると、チシマヒョウタンボク(左)やミヤマハンショウヅル(中)、ウコンウツギ(右)といった灌木に咲く花たちも。

 

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三合目、四合目ときつい登りが続きますが、ご覧のような大岩が見えてきたら、

あとふた息(?)で五合目です!

ここまで、2時間ちょっとです。急に青空も出てきました、ラッキー(^o^)

 

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イソツヅジも出てきて高山帯の雰囲気に変わったら、頂上間近です。が、その前に・・

 

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九合目の手前で、岩に張り付くように咲いている、イワウメ。

この時期だけの(?)お楽しみと言えそうです。

 

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そして、頂上到着。ガスも晴れて、ペンケトー・パンケトーの湖が眼下に現われてきました。

雌阿寒岳より標高は低いのですが、高低差があるため、往復で6時間半ほどかかっちゃいます。

が、歩きごたえがある山もいいもんですiconset

 

 

 

 3:38 PM|コメント (4)

登山レポ~百花繚乱の西別岳

今日は、2週間ぶりに西別岳のお花の様子を見に行ってきました。

なかま母ですiconseticonset

 

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そ、そしたら、登山道の両脇はこんな感じでお花が咲き乱れておりました!!

ここはリスケ山への分岐、「ミヤマオダマキ」ロードと呼んじゃってます。

 

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チシマフウロ(左)は今が盛り、アヤメ(右)も顔をのぞかせていましたし、

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チシマゼキショウ(左)が風に揺れて可愛いこと!

カラマツソウ(右)も純白の綿毛のような花を咲かせたばかり。

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足もとに見落としそうなツマトリソウ(左)があるかと思いきや、

それとは対照的によく目立つハクサンチドリ(右)も凛と咲き誇り・・ 

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お馴染みのヒメイズイ(左)や、コケモモ(右)も見れば見るほどいとおしい・・・ 

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そしてこちらは、クロバナハンショウヅル。じみ~に、咲いているのです。   

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お天気はいまいちだったのですが、 足もとの花を観察するにはぴったり。

実は気温が上がると、この時期蚊やブヨが発生して、観察どころじゃなくなるのです。

が、悪運の強いワタクシメは、本日無傷でありました^_^;

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もう一度、本日のハイライトのミヤマオダマキです。

ひと月前は雪のあったところなのに、その下でこんな「命」が眠っていたんですね。

次は、2週間も空けないで来ようっと iconset

 

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こちらはオマケですが、帰りに川湯の硫黄山付近を車で走っていると、

イソツツジの大群落に出合いました。

 

 

 

 11:14 PM|コメント (13)

登山レポ~霧の中の雌阿寒岳

霧で見通しが悪いにもかかわらず、何かいいことありそうで(?)

今シーズン初の雌阿寒岳に行ってきました。

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スタートは、見事なアカエゾマツの樹林帯。

3つあるうち、一番よく利用されるのがこの野中温泉からのコースです。 

  

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最初はうっそうとした原生林の中を進むのですが、三合目あたりから突然ハイマツ帯に。

イソツツジも咲き始めていました。 

 

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さらに進むと岩がゴロゴロ。雌阿寒岳は変化に富んだ登山道という点で、ピカイチですな。

それにしても、今日はハイマツの新緑が露に濡れて、美しいこと!(右)

 

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霧の中での登頂となりましたが、おにぎりを頬張れば、気分は爽快。

今日の同行者は、いつも登る気あふれるSさん。

 

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本日のお花たちは、メアカンフスマ(左)とメアカンキンバイ(右)。

どちらも少々早いのですが、気の早いのが花の世界にもいるらしく(!)

お目にかかれました(^_-)

 

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下山中、突然霧が晴れて オンネトーのブルーグリーンの湖面が見えて、

さらに満足ヽ(^。^)ノ

  

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これ、ハイマツの雄花なんですが、こんな見事に咲いている時期に

出合ったのは初めてです。何だか南国の雰囲気をかもし出しているような・・

 

・・というわけで、往復5時間弱の、今日も楽しい山行でしたshoe.gif

 

 

 8:59 PM|コメント (4)

登山レポ~エゾノハクサンイチゲ咲く藻琴山

 晴天続きの今日この頃、昨日は目当ての花を求めて、藻琴へ出かけました。

 なかま母ですiconseticonset 

 

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途中から見下ろせる屈斜路湖と、その向こうにはだいぶ白い帽子を

脱いだ阿寒の山々が見えました。

 

 

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さて、お目当ての花が咲く、屏風岩へとはやる心を抑えつつ向かうと・・

あ、ありました!!岩の際にびっしりと白い花が、風に吹かれています(左)。

ちなみに3か月前は、すっぽり雪の下になっていたところです(右)。

 

 

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これが、エゾノハクサンイチゲ。大雪などではよく見かける高山植物ですが、

道東では珍しく、たぶんここだけではないかと思います。

3年前見たときは岩の際だけで、近くで見ることはできなかったのですが、

登山道の近くにまで広がり、こんなアップでも撮ることができました。

 

 

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頂上から見る、知床連山。こちらも白から緑へと変色中!?

 

 

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他のお花たちもちらっと紹介すると・・

ほのかにピンクがかったコミヤマカタバミ(左)、満開のチシマザクラ(右)。

今回初めてというKさんと一緒に登りましたが、感激しきり。

私たち、ちょっとはしゃぎすぎて、うるさかったかも(~_~;)(~_~;)iconset

 

 9:20 AM|コメント (4)

登山レポ~西別岳から摩周岳へ

縦走日和(?)の昨日、西別岳から摩周岳を往復してきました。

なかま母ですiconseticonset

  

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快晴の中、お花(後述)をいろいろ楽しみながらまずは西別岳頂上へ。

 

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さあ、摩周岳へ向かって、縦走路の歩き始めはこんな感じです。

道はかなり整備されていて、迷うことはありません。

 

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少し下った後は、こんな平坦な道をひたすら進みます。

ダケカンバの林の中をそよ風に吹かれて歩いていると、

自然と鼻歌が・・実はここヒグマの通り道でもあるようですから、

平日の一人歩きの際は、鈴と鼻歌をお忘れなく。

(昨日の私がそれ。念のため撃退スプレーも持っています)

 

 

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摩周岳との分岐点に到着。西別の頂上からここまで40分。

 

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摩周岳の頂上までは、ちょっときつい登りになりますが、

途中左手にこんな噴火跡がのぞめて、お隣の西別岳との違いを実感。

 

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分岐から30分歩くと・・

頂上直下まで隠れていた摩周湖が、いきなり現われたら摩周岳到着。

摩周ブルーの湖面に映った雲と山並みが美しい!!

霧で見えない日も多いのに、こんな日もあるんですよ。

 

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桜の向こうに西別岳を見ながら、縦走路を戻ります。

あ~今年も歩けたな、という満たされた思いを胸にして。

 

 

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さて、今回出合えたお花たちは、今が盛りのミネズオウ(左)と

咲いたばかりのミヤマキンバイ(中・前回キジムシロと書きましたが

葉をよく観察するとキンバイのようです)、エゾムラサキツツジ(右)。

しかしこれらは皆、西別側にしか見当たりません。

  

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たった一つ、摩周岳の頂上の岩陰に見慣れぬお花があったので調べてみると、

ミヤマハタザオと図鑑には出ていました。何度も行っているのに、こんな

新しい出合いもあるので、やっぱりやめられませんわ、山登り(*^。^*)iconset

 

 

 

 

 1:22 PM|コメント (2)
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