北海道標茶町にある旅人宿|なかまの家

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エゾシカわな猟

3年前からエゾシカのわな猟をやっています。

昨今の、シカ被害増大によるハンター育成ブームに乗ったわけではないのですが、

家の周りにたくさんいるし、お肉は美味しいし、自分たちで獲れたらいいよね、と

ある時思い立って、なかま父と私でわな猟の免許をとりました。

 

 

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これが、くくり罠と呼ばれる罠です。

一部の部品だけ購入すれば、自分で作れます。

筒を地面に埋めて、底を踏むとワイヤーが締まるという仕組み。

造りは単純です。

 

 

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シカが罠にかかったところ。

一度ワイヤーが締まったら、簡単には抜けません。

 

シカ猟と言えば、銃猟が一般的。

わな猟を行なっている人はあまりいませんが、

あえてわな猟を選択しているのは

 ・経費がほとんどかからない

 ・家の周りや畑の側でも猟ができる からです。

 

ひと冬に獲る頭数は3~6頭くらい。

自家消費用なので、そんなにたくさんは要りません。

冷凍庫にも入りきらないし。食べる分だけいただくことにしています。

今冬はすでにメス3頭をいただきました。

 

 

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木にぶら下げて、解体しているところ。

モモ、バラ、ロースにヒレ、ハツとレバー、タンなどに分けます。

骨は犬の餌に(ケン、嬉しすぎて大興奮)。

 

とれたお肉は、様々に調理して、およそ1年かけて食べます。

噛みしめて、味わって、「美味しいね」と家族で笑い合いながら、いただきます。

 

自分たちの手で獲って、捌き、食べるという行為は

本当に多くのことを考えさせてくれます。

自然に対して、命に対して、自分自身の在り方に対しても。

 

来週あたりから、また罠をかけ始める予定です。

 9:35 PM|コメント (2)

帽子屋さんシリーズ

またまた、なかま母の新作です。

今回は、帽子屋さんシリーズなんですって。

 

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…っ! かわいい!

麦わら帽はちゃんと編んであるし、

テンガロンハットは羽まで付いてるし!

 

 

 

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それから、コチラは力作。

なかま母にしては珍しく、女子力全開な作品ですね(笑)

ワンピース、靴下、手袋は編み物で、それ以外はニードルフェルト。

 

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 10:11 PM|コメント (2)

オリジナルお飾り

お飾りはいつも、家の周りにある材料を使って作ります。

いつの頃からか、担当は私でした。

 

年末が近づくと、裏山や牧草地を散歩しながら目を光らせます。

 …あそこにあるコクワの蔓は使えそうだな…

 …立ち枯れたヨモギを今年は使ってみようか…

 …ヤチボウズの葉を束ねたらどうだろう…

 

少しずつ持ち帰った材料を薪ストーブの前に広げれば、

あとはインスピレーションが湧くままに手を動かすだけ。

仕上げに折り紙や羊毛を足して、できあがり。

 

 

今年のお飾りは、とてもシンプルに。

 

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材料は、青々としたトドマツの枝とツルウメモドキ。

ツルウメモドキの実がとても立派だったので、余計な飾り付けはなし。

蔓のグネグネとした動きが、今年の干支である”巳”をイメージしています(後付けデスiconset)。

折り紙には「謹賀新年」の筆文字を。

 

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同じ材料で、サードハウス(と呼んでいる父の小屋)用に作った小さなお飾り。

ロープの端っこが、しめ縄っぽいでしょ。

 

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ちなみに、どちらも枝を縛っているのは、イラクサの茎(繊維)。

繊維を細く割いて、指でよったものを糸として使っています。

塘路サルンパの諏訪さん(いずれ、ブログで紹介しまーす)に教わったもの。

アイヌの人たちの知恵だそうです。

  

 

 

そうそう、今年はなかま父も閃いたみたいで、

自宅の前にはこんなものも!

 

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同じくトドマツとツルウメモドキに

その辺のササと、標茶の斎藤生花で買ったハボタン。

そして中央の”竹”は、なんと、絨毯の芯!

 

昨年11月に宿の客室の絨毯を張り替えたときに知ったのですが、

新品の絨毯の芯には、長い竹が1本入ってるんですね。

(竹を軸にして、くるくると丸まっているわけです。)

「これはなかなか手に入らない素材! 何かに使えるかも!?」と、

平田家具店にお願いして置いてってもらってました。

まさか正月飾りに使えるとは思いもしませんでしたが、角松っぽくて様になってると思いません!?

なかま父のこの正月飾りには、家族も絶賛でした。

 

 

 

=== おまけ~過去のお飾り===

 

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去年2012年のお飾り。

トドマツ、オンコ、センリョウに和紙をリボンにして。

 

 

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2011年。 色んな材料を付けまくった(笑)

ベースは赤いヤナギ。ヨモギやシダの枯葉、アヒルの羽、シカの尾の骨ほか。

 

 

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2010年はフェルトでアレンジ。

カラマツの枝に白と赤の羊毛をくっつけて。この切り株を今年も使ったのですね。

右は麻縄で枝を編んでみたもの。

 

 

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2009年は気合が入ってたなぁ。ハチの巣まで使ってて豪華~!

 

 1:22 PM|コメント (1)

スノーシューで散歩

スノーシューで裏山を散歩するのが日課です。

毎日同じ道を歩いても、一見同じような景色の中に

小さな違い、新しい発見がたくさんあって面白いものです。

 

 

 

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牧草地の真ん中で、小さな穴を発見!

 

 

よ~く見てみると、

 

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ネズミのトンネル~! 

しかも、落し物(糞)あり!

 

これじゃあ、出入り口がすぐにバレちゃう~(笑)

 

 

 

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これは誰か(コゲラかなぁ?)が掘った古い穴。

サルノコシカケがちょうど庇(ひさし)になっていて、なかなかの好物件です。

昼間は留守だったけど、夜は誰かが寝床に使ってるんじゃないかな~。

 

 

 

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谷の水面に咲いていたのは、きれいな雪の結晶。

霜の花『フロストフラワー』と呼ばれる現象です。

 

 

 

 

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雪の結晶は至るところにありました。

シカが歩いた後、足跡の穴にはこ~んなにきれいな結晶も!

 

 

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ひとつとして同じかたちがないから、飽きずに眺めちゃう。

ただし、近づきすぎると息で融けちゃうので注意が必要…(^^;)

 

 

 

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釧路湿原に沈みゆく夕日を山の上から眺めるのもまた良し!

 

 

 

 

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裏山には、スノーシューで踏み固めた道がくっきりとiconset

 10:40 PM|コメント (6)

オオワシが来た

夕方、牧草地を散歩していたら

オオワシ、オジロワシ、トンビやカラスが頭上を飛び回っていました。

  

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家のすぐ裏。いつもは静かな空が、この日は賑やかに。

おそらく、付近でシカが死んでいるのでしょう(たぶん汽車にひかれたかな)。

それを狙って集まって来ています。

(どうやって嗅ぎつけてくるのやら。その嗅覚たるや!)

 

 

 

 

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白い尾に黄色い嘴のオオワシ。

 

 

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こちらはオジロワシ。

 

こうしてみると小さく見えますが、

翼を広げた長さは2m以上なんだそうです。でかい!

 

 

この日は、夕日もとてもきれいでした。

ワシたちは、どこへ帰ったのかなー。

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 11:19 PM|コメント (0)

羊毛ミニチュアセット♪

 

ここ数日、制作モードがON!になっているなかま母。

なんだか、モーレツに作りまくってます。

 

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ニードルフェルトと編み物で作る、ミニチュアセットです。

もちろん、白い羊毛、毛糸は全てうちの羊の毛です。

 

 

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扉付きの箱は、中身をちょっと変えて2種類。

 

 

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こんなに小さいのに、

靴下も帽子もセーターもちゃんと編んでます。(よくやるよな~)

 

 

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こっちは3点セット。ピンク系。

 

 

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今回、一番の力作。

クマのぬいぐるみとポシェットがかわいい♪

 

 

 

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なかま母は「イボン・マラヤ」という名前で

年に数回、地元の雑貨イベントなどで作品を販売しています。

 

もちろん、宿でも販売中です(常時ある訳ではありませんが)。

訪れた際には、ぜひ手に取って見てみてくださ~い♪

 

 10:39 PM|コメント (0)

うちの羊の毛で♪

なかま母の新作ができました~iconset

寒くないようにと、手首長めの5本指手袋です。

 

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毛糸は全て自家製!

5月に毛刈りして、きれいに洗って、ゴミを丁寧に取り除いて、

紡いで、2~3本によって、そうして1本の毛糸に仕上がります。

 

白い毛は、うちで生まれたオスの「シム」のもの。

しかも3年前のバージンウールiconset

(初めて毛刈りする仔羊の羊毛をそう呼びます。)

 

アクセントになっている黒い毛糸は、

以前飼っていた「マロン」というメスのものです。

全身真っ黒な羊でした。

 

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写真は、今年の夏のシム。

 

こうやって家の周りの草をムシャムシャ食べて、

1年かけて毛が伸びて、それが毛糸になっちゃうんだよな…

 

ん? つまり、手袋の元を辿ると、それは、草ってこと?

 

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 そこらへんの雑草が

こうして暖かい手袋になっちゃうんだから、ヒツジに感謝、感謝!iconset

 8:24 PM|コメント (2)

この糞、だ~れだ?

 

今朝、家の周りを歩いていたら、

こんなものを発見!

 

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新雪の上に、細かい木の枝がパラパラと…??

 

 

1つひとつをよーく見てみると、

 

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芽が綺麗にかじられた小枝でした。

周りに落ちているのは、芽の外側の皮のようです。

 

さて、この犯人は誰でしょう?

 

 

さらに現場検証を続けると、貴重な証拠がありました。

 

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この糞のかたち!!

犯人はもうほぼ確定ですねiconset

 

 

 

アジト(巣穴)を突き止めたいな~。

 

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(↑この写真は違う場所で撮影したものでーす)

 

 11:56 AM|コメント (0)
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